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かゆみも見た目の症状もほとんど消えた。足に発疹が少し出ているが、あまりかゆがらない。よく食べよく寝て元気に遊んでいる。 |
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家族が支えあって 離脱の冬を越えた 片時も側を離れるわけにいかず、幼稚園から帰った亮介くんの世話は、おじいちゃん、おばあちゃんが。家事の手が離せないとき、子どもたちの湯治を見ていてくれるのもおばあちゃんです。 「何も言わないで湯治をやらせてくれただけで、十分だったんですけどね」と感謝、感謝の尚江さん。お父さんの弘行さんも消防団を脱けて時間ができ、会社が休みの日には湯治をバトンタッチ。湯治も育児も、1日1日が家族みんなの支えあいで進んでいきます。 「お風呂はそんなにイヤがりませんでしたけど、眠かったり遊びたかったりすると、『入れ!』『ヤダ遊びたい』『入ってから遊べ』はありましたね。ただ、春奈は入りたがりました。入れば良くなるのがわかるので、自分から『温泉入る!』って」 みんなで力を合わせて冬を越し、春奈ちゃんが重篤期を脱出したのは春が近づく頃。首から下を覆っていた強い炎症が退き始め、お腹や背中から、きれいな皮膚が顔を出し、日に日に範囲を広げていきます。ここまでくれば一段落。睡眠を優先して朝の湯治は省略し、湯治は1日2回へ。 「安心して産むことができたっていうか」と表情がゆるむ尚江さん。「眠れないようなひどい状態だったら、出産のとき離れるのも心配ですしね」。 2度目の春には 目標だった幼稚園へ 淳一くんの妊娠に気づいたとき、亮介くんはごく部分的な症状を残すのみ。春奈ちゃんもよく眠れるようになり、ポリポリ掻きながらも元気に遊べるようになっていました。 二人に弟ができたのは2000年の11月25日。お母さんが妊娠中に安心して過ごせたおかげで、淳一くんはプルプルの赤ちゃん肌。丸々太った健康優良児でした。お兄ちゃん、お姉ちゃんも、その秋には温泉を50%に薄めても問題なし。すでにツルツルでかゆみなしの亮介くんは、実質的には「卒業」の段階です。 春奈ちゃんのアトピーもほぼ落ち着きましたが、ときどきじんましんが出るため、1日2回の湯治は続けることに。翌年の春に幼稚園の入園を控え、2度目の冬も体をしっかり温めて過ごします。 「大丈夫かな? と思いながらケーキを食べさせたら、かゆがったことがあったので、嬉しいような悲しいような誕生日だったんですけど、まぁ、年に2回、誕生日とクリスマスぐらいならあまり気にしないように(笑)。そんなに強い反応でもないので、細かいことは言いませんね。『野菜は食べようね』とか『今日たまご食べたから明日はやめようね』ぐらいで」 春奈ちゃんのじんましんが出なくなったのは2度目の春。食べ物なのか何なのか、原因不明のままじんましんを卒業し、4月にはお兄ちゃんと一緒に幼稚園へ。最後に炎症が出たのは梅雨どきでした。 |