依然として足踏み状態が続いている。膝の後ろ、肩から腕にかけての炎症が強く、皮膚がボロボロとはがれ落ちる。背中もかさついて、白く粉が吹いたよう。

医者によって対応が
これほど違うとは


アトピーのお子さんに限らず、乳幼児期は何度も感染症をくり返すもの。そうやって免疫を身につけていくのです。仲美ちゃんや匠陸くんも、湯治中に風邪による高熱や感染症で、病院を受診したことがありました。
 96年の夏には、二人そろってヘルペスにかかり、やむなく薬を飲んだことも。病気によっては、自前の抵抗力では間に合わず、薬の内服が必要な場合もあるのです。
 ただ、そのおかげで、医師によって対応や薬に対する考え方にばらつきがあることも経験されたよう。例えば、ステロイドをやめて温泉湯治をやっていることを話すと――。
「感染症で大きな病院に転院したときは、『ステロイドを徐々にやめる方法もあるのに、ここまでひどくしたのは親の責任だ』『そんなので治るなら医者は要らない』なんて怒られたこともありましたよ」(聖一さん)
 一方、ある小児科医の、「良くなる方法があるなら、何でもいいからやってあげてください」という好意的な対応には、とても安心させられたといいます。
 目標は一つ。副作用なしにアトピーを治すこと。ちなみに、そのとき出ていた離脱症状は「ひどくなっている」のではなく、自前の治る力が働きだした証拠なのでした。
 

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