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水道水100%になって8ヵ月が経過。季節の変化や試験前の一時的な睡眠不足にもぶり返しはない。しっかり自己コントロールを身につけて「卒業」へ。 |
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試験前の睡眠不足も ぶり返さずに通過 「もう少しで治るって実感できた頃だと思うんですけど、『お母さん、疲れてるなら肩揉んでやろうか』とか言うようになってね。家のことも手伝うようになりましたし、お金の面でも『お父さんたちに負担かけてる』ってことを口にしました」(洋子さん) 今度こそアトピーに振り回されることなく、じっくり進路を考えられるようになった雅志さん。99年4月に入学したのはコンピュータ関係の専門学校です。 「県外の学校も探しましたけど、今まで親にかけた負担を考えると、家を出るのは無理かなと思って、自宅から通えるところにしました。コンピュータの技術はこれからほとんどの職場で必要になるし、無駄にはならないと思ったので」(雅志さん) プログラミングや、ワープロ、表計算などの操作を勉強して資格を取得。即戦力としての技術を身につけて就職に役立てようと、目標を明確にした選択です 。 「疲れてるときは、風呂よりも寝ちゃいますね。最低でも7時間は寝るようにしてます。試験前に睡眠不足ぎみになったこともありましたけど何事もなく、かゆみも出なかったですね」(雅志さん) アトピーに勝った! 視界が大きく開けた 学校に通うようになると、湯治は1日1〜2回に減りました。入学後の5月には温泉を卒業して水道水100%に。疲れ具合によってはザブンと入って早く寝る。体が冷えていると感じたら、時間をかけてしっかり温まる。そうやって自分の体と付き合う術が身についています。 専門学校を卒業するのは2001年の春。それまでの1年間は雅志さんにとって、とても多忙なものになりそう。平日は学校、土日はアルバイト、そこに資格試験や就職活動が加わります。年齢性別を問わず、就職戦線の厳しさは周知の通り。だけど、アトピーなしの万全な体調で踏み出す、雅志さんの表情に陰りはありません。 「何年かかるんだろうって、最初の頃は思いましたね。全然良くならないし、どうなるんだろうって。今は、少しだけですけど、世の中のことが見えてきました」 長い人生の中で、この程度の回り道は大した問題ではない。今まで苦しんだ分、絶対に取り戻して見せる――。自信を感じさせる笑顔から、そんなメッセージが伝わってきます。 |