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久美子さん
顔から首回りの炎症が落ち着いてきている。湯治開始から約3カ月で、離脱は一旦小康状態に入った。
湯治経過日数
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青々とした山や田畑が広がる新潟県の山間部にお住まいの河田さんご一家。冬は雪に閉ざされる豪雪地帯だけに、水も空気もきれいなところです。
「これ以上空気のきれいなところって言ったら、山籠もりでもしなきゃあならない」と苦笑いするのは、一家の大黒柱である河田尚喜さん。自宅温泉湯治を知る直前、都市部にある大きな病院で勧められたのが、「空気のいいところへの転地療養」だったのですから、尚喜さんが思わず苦笑するのも当然です。
かゆみが出るたびに
薬局でステロイドを
河田家は尚喜さん久美子さんご夫妻と、長男の拓斗(たくと)くん、次男の忍(しのぶ)くん、三男の育民(いくみ)くんの5人家族。その中でアトピー性皮膚炎と診断されたのは久美子さんと拓斗くん、育民くんの3人でした。
尚喜さんは若いころ乾燥肌ではあったそうですが、かゆみに悩まされたことはなく、皮膚科とは無縁の生活。一方、久美子さんは赤ちゃんのときから肌が弱く、顔に湿疹が出ては近くの温泉へ連れて行かれたとか。
小さいころはそれでよかったのですが、中学生になって肘の内側や膝の裏に炎症が出ると、今度は皮膚科に行って薬を塗るようになったのです。
「薬をつけるのがよくないなんて思いもしませんでしたし、病院でもらったフルコート(薬効の強さを表す5段階の中位に位置するステロイド剤)は薬局でも買えますから、かゆみが出てくると自分で買ってきては塗ってましたね」
ステロイドの副作用はおろか、アトピーという言葉すら一般には馴染みがなかったころのことです。久美子さんは病院や薬を針の先ほども疑ってはいませんでした。
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