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久美子さん 首回りはまだゴワついているが、肌の色は正常に近づきつつある。かゆみも軽くなり、血が流れるような掻き傷はできなくなった。 |
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久美子さん 半月前にオムバスを訪れたときは落ち着いていたが、頬から始まった炎症がみるみる目の回りや首に広がった。「睡眠不足は自覚していました」。 |
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お金儲けではない! これは真剣勝負だ! 二の足を踏んでいた尚喜さんの背中を押したのは、久美子さんの強い意志ともう一つ。近くに住んでいるおばあちゃんが協力を申し出てくれたこと。そして、最終的に決断させたものは、初めてオムバスを訪れた日の、小川会長の言葉でした。 「いろいろ説明を受けて、最後に『金もかかるし、きついし、1年かかるか2年かかるか分からない。それでも最後までやれますか』って念を押されたときに、これはお金儲けでやってるんじゃあないなと確信しました。安易にやれることじゃあないんだ、とも思いましたね」(尚喜さん) こうして94年8月7日、河田家の湯治生活がスタートしたのです。 家を新築した際、お風呂を広く取ったのは正解でした。毎朝6時に起きて、まずは子どもたちがお風呂に直行します。真ん中の忍くんも参加したのは、「朝入ると目が覚めるから」。小学生の3兄弟が一緒に入れば、その賑やかさは言うまでもありません。 6年生の拓斗くんが本を読んでいる横で、3年生の忍くんと1年生の育民くんがおもちゃを振り回して本がびしょ濡れになったり、お風呂場での兄弟げんかはしょっちゅう。その分、退屈せずに長時間入っていることができたようです。 1日3時間という目標をクリアするため、毎日3、4回に分けて湯治。久美子さんは子どもたちが学校に行っている時間に集中して入り、就寝前にもう1回。お風呂場は、いつも誰かが入っているという100%の稼働率になりました。 |