久美子さん
顔から首回りと腕に強い離脱が出ている。皮膚表面がゴワゴワになり、一気に年をとったかのよう。かゆみも痛みも強かった。
育民くん
一見して全体が白くきれいに見えるが、背中には掻いた跡が。かゆみは簡単に治まってはくれない。

不安を募らせながら
民間療法を次々と

 薬を断ったのは入学式の翌日。当初、拓斗くんと育民くんの離脱は、かゆみや炎症が強まる程度でしたが、久美子さんの状態はどこまでも落ち込んでいきました。
 1週間後。全身が紫色になり、皮膚という皮膚が傷だらけになった久美子さんはもう別 人のよう。耐え難いかゆみ、痛みとともに、異様な寒けが1日中続きます。
「本当にびっくりしましたよ。火傷して腫れ上がったときのような、とても昼間は見られない。夜はなおさら怖い」(尚喜さん)
 これは、今でこそ言えるご夫婦ならではのジョーク。久美子さんの変貌ぶりに右往左往しつつも、尚喜さんは薬以外の手だてを探し回りました。高価な健康食品や漢方薬、ドクダミ、ヒバエキス……。そして、近くの温泉に車で連れていってくれたりも。
「熱い温泉にいきなり入ったから、ぶわっと腫れて顔がパンパンになっちゃって大変でした」(久美子さん)
 温泉や離脱についての正しい知識がなかった当時は、それが「悪化」に見えたかも。どうなってしまうのかと、不安が募るばかりだったことでしょう。
「健康食品にしても何にしても、アドバイスも何もないから先が見えないので、すぐに『こんなもの続けてて治るのかな?』って気持になってしまう。だから、小川会長の本を読んだときは、本当に神にすがるような気持だったようですね」(尚喜さん)


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