拓斗くん
一見して問題なし。よく見ると、脇の下と肘の内側にうっすらと赤みがあり、軽いかゆみも。顔にニキビができ始めている。

いつしか3人一緒の
ゴールが目の前に

 湯治開始から丸3年たった97年の夏。いよいよ3人そろっての「卒業」に向かってダッシュがかかります。
 水道水による湯治は1日3回きっちりと。汗をかくとかゆかったせいか、ずっと運動とは縁のなかった拓斗くんも、このころから週に2回、忍くんと一緒に地域の卓球サークルに通 うようになりました。
 学校でボールゲームクラブに入っている育民くんはサッカーが大好き。久美子さんはお母さんたちのバレーボールチームに入り、週1回の練習日には思い切り汗を流します。そして思う存分おしゃべりも。こうしてストレスの発散と体力づくりを、それぞれが無理のないかたちで生活の中に取り入れていきました。
 いつしか汗をかいてもかゆみを感じなくなり、冬が来てもかさつきが気にならないように。久美子さんは愛用していたゴム手袋が不要になり、長年悩まされてきた杉花粉のアレルギーもストップ。今年の春は窓を全開にして盛大に布団を干しても、かゆみもムズムズも起こらなかったのです。
 4年近くかけて高めてきた自然治癒力が、かゆみも炎症も杉アレルギーも、同時に治してしまったのでしょう。気がつけば、体質だと思い込んでいた冷え性や肩こりまでがなくなっていた久美子さん。体の内側にある自然治癒力の素晴らしさを、改めて実感されています。
「前は病院とお友達みたいになってましたけど、この4年間で病院に行ったのは怪我したときだけ。あとはまったく行ってないんです(笑い)」


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