育民くん
離脱期を脱出してからは、たまに部分的な症状が出る程度に。このときも大変落ち着いた状態。かゆみもかさつきも治まっている。
拓斗くん
少し日焼けした健康そうな肌。かゆみもかさつきもほとんどなく、このまま卒業に向かうかと思われたが……。

徐々に減らして
やめられる薬なのか

 小川会長の著書を持ってきてくださったのは、尚喜さんの友人の奥さんでした。そのお宅でも、お子さんのアトピー治療にあらゆる民間療法を試している最中だったのです。
「『最終的にはこういう手段もあるんだよ』って、会長の本を貸してくれたんです」と久美子さん。まだ自宅温泉湯治をしていないその人にとっても、最後の頼みの綱として精神的な支えになっていたようです。
 しかし、反対意見も聞こえてきました。「今はステロイドを控えめに塗って、成長して体力がついたら減らしていけばいいのではないか」「急にやめるよりも、徐々に減らしていって治った話を聞いたことがある」等々。
 アトピーやステロイドを体験していない人が、期待半分そう考えるのは自然でしょう。しかし、効き目が薄れるまでステロイドを塗り続けたことのある人の実感は、残念ながらそんな甘いものではありません。オムバスで、たくさんの会員さんを見てきた山本哲哉カウンセラーも断言します。
「ステロイドには体に蓄積される性質がありますので、少しずつ減らしていくことは、できそうでいて実際にはできないんです。麻薬と同じで、逆に深みにはまっていってしまいますから、薬からの脱却が先延ばしになるだけだと思いますね」


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