最後まで症状が残っていたのが首回り。顎の下が少しざらつき、一部に色素沈着があるが、かゆみはほとんどない。汗が溜まる膝の後ろや首回りを、たまに掻く程度。

入園を1年見送って
健康を根付かせる


 もともとお風呂が大好きで、ママを困らせることのなかった瑚ちゃんも、湯治の後半になると入浴が面倒になってきたよう。もう何を食べてもかゆくならないのですから、お風呂に入るよりも、お兄ちゃんと遊んでいたいのでしょう。

 でも、離脱を抜けたあとの湯治は、それまでとは違った意味で大切なのです。体のどこかに頑固なかさつきや色素沈着が残っていたり、あるいは不眠や冷えなど自律神経の機能低下を表す信号が出ているうちは、まだ「卒業」の時ではありません。

 瑚ちゃんも、まだ膝の辺りがゴワついて硬かったり、首回りがかさつく状態。手足も冷たいままでした。

 瑚ちゃんを海里くんと同じ幼稚園に、3年保育で年少組から入園させるには、97年の4月が入園時期です。ここで、パパとママはよく考えた末、やはり入園を1年見送ることにしました。ようやく体の機能が持ち上がってきたところで、急に心身ともに大きな負荷をかけると、逆戻りしてしまう恐れがあるからです。

 その分、健康的な生活を徹底して、いい状態をしっかり根付かせることにしました。1日3回の入浴はもちろん続行。夜ぐっすり眠れるように、昼間は外遊びをさせ、栄養のバランスにも気を配りました。

 冷たかった手足が温かくなり、普通に汗をかくようになったのは97年の夏。瑚ちゃんは、首回りに色素沈着を残すまでになり、家族そろって海水浴や遊園地へ。海里くんにとっても、楽しいことがいっぱいの夏休みになりました。

 秋には温泉が2ケースに減り、すっかり自信がついて温泉を卒業したのが98年2月。シャワーにミネシャンを取り付け、塩素を除去しただけの普通のお風呂ですが、1日3回の入浴は欠かしません。


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