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| ずっと伸び伸びと 「本人が一番辛い思いをしていたことでしょう。でも、幼いなりにそれをバネにしているのかもしれません。苦しい経験をしたとは感じさせない伸びやかさ、明るさが明沙の長所です」と、由起子さんがおっしゃるように、ご近所からも学校の先生からも「子どもらしい伸び伸びした子ども」と評される明沙ちゃん。動物が大好きで、将来は「ペット屋さんになりたい」と、目を輝かせて語ってくれました。 今となっては「短かった」と振り返ることができる湯治の日々。毎日毎日明沙ちゃんを支えてこられた由起子さんは、「自分のことでもこれほどにも精一杯の気持ちを持ってやり遂げたことはない」と、充実感を覚えておいでのようです。何を心の支えとして、あの辛さを乗り越えてこられたのでしょう。 「とにかく、この子をこのままにはしておけないという一念だけです。このままでいるということは、死ねと言ってるようなものですから……。絶対、今日のような日が来ることを信じていました」。胸に熱い思いが去来します。すぐ隣りで弾ける笑顔を見せる明沙ちゃんを見つめると、対照的に大粒の涙がこぼれてしまう由起子さんです。 「明沙ちゃん、夜はちゃんと早く寝ているかな?」、玉城カウンセラーから問われて、「学校が休みの前の日は少し遅いです。昨日だけは12時!」と、ちょっと問題発言が……。 このまま伸びやかに育って、大人になっても健康に気をつけられる人に。ご両親はそう願っておられます。明沙ちゃん、なるべく早く寝てね。 「明ちゃんが健康になった!」。この日を心待ちにしていたご家族は今、晴れやかな笑顔に包まれています。あの辛さを振り返ることももうないでしょう。 ご卒業おめでとうございます。 |