湯治開始から8か月後に再び発疹が再発。アトピーの民間療法バッシングが起こり、湯治続行が危ぶまれた時期がこのころ。

雑誌の切り抜きが光明
アトピー完治に手ごたえ


「妊娠中からアトピーを気にしていて、司を妊娠中に購入していたマタニティ雑誌で、たまたまアトピー治療に関する記事が載っていたんです。それを切り抜いて取っていたのを不意に思い出したんです。それで探して見てみたら、その記事に載っていたのが日本オムバスの温泉湯治だったんですよ」
 皮膚科のアトピー治療に不信を感じていた真梨子さんは、早速温泉湯治のことをご主人に相談。それを聞いたご主人は、温泉湯治に半信半疑ながらも『アトピーが少しでもよくなるなら』との思いから、湯治への理解を示したようです。
「初めて日本オムバスでカウンセリングを受けたのは、平成10年の6月7日でした。珠菜が生後4か月のころです。オムバスに伺う前にプロポリスを薄めて使用したのが功を奏したのか、少し症状が改善されていた時期でした。でも、湯治は13日から開始したんです」
 柴田カウンセラーから「お母さんが疲れてしまっては元も子も無い。だから、ゆっくり1か月ほどかけて徐々に湯治に慣れていきましょう」とのアドバイスを受け、最初は湯あたりしない程度を目安に、1回10分程度の入浴から開始。すると、湯治効果は意外にも早く珠菜ちゃんに現れ始めたのです。
「温泉入浴を始めてからすぐでした。みるみるうちに珠菜の肌に変化が出てきて、1週間ほど経ったころには肌がずいぶんきれいになったんです。主人もこれには驚いて、私も完治への手ごたえを感じました」

天国から地獄へ…発疹の
再発に療法バッシング


 しかし、確かに体から湿疹が消え、一見すると完治したように見えた珠菜ちゃんでしたが、柴田カウンセラーから見ると、完治にはまだ至らないとの確信がありました。
「肌の色がまだ青味がかっていて、ぜんぜん熟成が見られなかったんです。だから、お母さんには『まだまだ安心できないですよ』と申し上げました」
 しかし、翌年のお正月を迎えるころには珠菜ちゃんの肌からすっかりアトピーの症状が消えていたため、真梨子さんには『もう完治しているのではないか?!』と思えるほどでした。ところが、その期待も虚しく、柴田カウンセラーの言葉がまるで悪魔の予言のように現実のものとなったのは、それから間もなくのことです。
「既に湯治を始めて8か月ぐらい経った2月ごろから、だんだん珠菜の肌の調子が悪くなったんです。再びしっしんが出てきたとき、またアトピーが再発した…と思って、かなり落ち込みました。その時は、さすがに温泉湯治にも不信感を抱きました」
 この当時、真梨子さんはアトピーに良いと言われるお茶や水など、民間療法で試せるものは何でも珠菜ちゃんに試してみました。"神の水"と呼ばれる飲水を珠菜ちゃんの体にパッティングしたのもこのころです。ですが、何をやっても珠菜ちゃんの症状は改善されません。やはり、柴田カウンセラーの言葉を信じ、温泉湯治を続ける決意を新たにした真梨子さんでした。
 しかし、悪いことは重なるものです。珠菜ちゃんのアトピーが再発したころは、折しもアトピーの民間療法バッシングがマスコミ各社で報道された時期だったのです。これらの報道では社名を明記してないにしても、日本オムバスの温泉湯治のことだとはっきり分かる記事もありました。この報道を受けて、ご主人はとうとう珠菜ちゃんの湯治に反対の声をあげました。
「もともと主人は温泉湯治に積極的だったわけじゃなかったんですが、一時的にでも珠菜の肌がきれいになったので湯治効果を認め始めていたんです。なのに珠菜のアトピーは再発するわ、あのバッシングで治療が騒がれるわでしょう。ついに主人が『湯治なんてやめろ』と言い始めたんです」

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