![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
軽い炎症が肩に一部残っているだけ。あとは問題なし。目の光や表情にも体調の良さが現れている。でも、ここまできてもまったく油断しなかった。 |
|
|
家族の心は一つ めざせ!克服への道 97年10月25日。待ちかねていた温泉が届くと早速浴槽に満たし、100%での湯治が始まりました。 「私が50分ぐらいでいいんじゃないかって言っても、家内が妥協しなかったですから。最低でも1回に1時間は入れてましたね」 目標は1日3回、各1時間ずつ。4歳の明久くんも、長い時間お風呂に入る意味を理解してくれたのでしょう。いやがって駄 々をこねたことは一度もなかったとか。お父さんもお母さんも明久くんも、家族が見つめている方向は同じでした。 幼稚園には湯治を始める数日前に事情を説明。朝の湯治を優先すると送迎バスに間に合わないため、遅れて真実さんが車で送ることにしました。 「あの頃はかゆくて泣いたり、痛くて泣いたり。乾いた紙をカミソリでシャッシャッシャッと削るようなすごい音で目が覚めると、半分眠ったまま必死で掻いてるんですよ」 朝になるとシーツや下着は血や滲出液、はがれ落ちた皮膚だらけ。一晩中かゆみや痛みと闘っている明久くんに、通 常通りの通園はとても無理です。しばらくは睡眠と湯治の確保が生活の中心になりました。 「ビデオ屋にある子ども向けのビデオはみんな借りちゃったし、お風呂の中で遊べるおもちゃも買いあさって(笑い)。休みの日は1日3回、一緒に入ることもありましたね」(啓司さん) 1カ月で顔はツルン まるで魔法のよう! 気がつくと、仕事中心だった啓司さんの帰宅時間が大幅に早くなっていました。お父さんかお母さんが一緒に入ったり、明久くんを入れたままご両親が途中でバトンタッチして時間を稼ぐ工夫も。そんな一日一日を積み重ね、家族が心を一つにした努力の成果 は、思いのほか早く現れてきました。 「顔の症状は1カ月で退きましたし、膝も、フッと見たら治ってたんです。え? どういうこと? 何がどうして、こんなにきれいになったのかしらと思ったぐらい、突然なんですね。良くなり始めるとどんどん良くなっちゃって(笑い)。やっぱり湯治をやってよかったと思いましたね、本当に」(真実さん) ご両親が呆気に取られるほどの回復ぶり。明久くんの体は、こんなに大きな治る力を秘めていたのです。 98年のお正月には夜もしっかり眠れるようになり、かゆみにのたうっていた2カ月前が嘘のよう。同時に心の成長も目覚ましく、お風呂も一人で入れるようになっていました。 |