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アゴには掻き傷、背中はボコボコ。ご近所からは「またひどくなった。おかしい」と非難。 |
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左目の下、アゴまわりが痛々しい。背中のデコボコした炎症もさらに広がった。 |
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ブツブツと傷が合わさったように顔を覆う。本人も辛そうな表情で過ごす日が続いた。 |
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この子は大の字で 寝られるように なるのでしょうか 湯治開始から3カ月ほど経った夏、美香子ちゃんは早くもツルツル素肌に。「もう治った。早いぞ」と喜ぶご両親でしたが、秋が来るとまたガクンと症状は落ち込みました。口周りは裂けて網目のように血がにじみ、背中一面もデコボコ赤く腫れています。 「ショックでした。でも、きれいな肌だと私たちが喜んでいた時も、山本カウンセラーさんには『まだ本当の肌の色じゃない』って見抜かれていました。薬がすべて出きったわけではなかったんですね。なら、症状に現れても当然かと頭を切り替えることができました」(可奈子さん) 「薬を使われたのは1カ月程度と期間的には短かったのですが、角質化されていない赤ちゃんの肌は吸収力が優れていて、大人が思う以上にダメージが大きいんです」(山本カウンセラー) 「あっ、また出てきたなんて、私たちがアトピーの症状を指摘すると、美香子もそこを掻いてみせるんです。言わないように、気にしないようにしようって決めました」(可奈子さん) 少し前まではことあるごとに不安を抱えていた可奈子さんでしたが、湯治とのつきあいを経るごとに徐々にたくましさが備わってきていたようです。 しかし、かゆがって夜寝られないその姿にだけはいつまでたっても悩まされていた様子です。掻きむしって血だらけになるのがいたたまれなく、ついには安全ピンで布団とパジャマの袖を留めてしまったとか。「それは良くない」とカウンセラーに指摘されてからはギュッと抱きしめるようにして寝たとのことですが……。 「本当は伸びやかに寝かしてやりたい。この子は大の字で眠れるようになるんでしょうか」とも尋ねています。 「なれますよ。子どもさんにだって当然ストレスは生じます。かゆい時は掻かせてあげてください」と、カウンセラーはアドバイス。 |