薬が体内に残っているうちは出て当然と納得していたが、顔の症状に「またか」とため息。

肘の内側にはポツポツと湿疹が残るが顔の赤みは引いた。階段を一歩ずつ上っている。

背中にはまだ炎症が。ママは人の克服例の湯治日数を見て気持ちが焦り出す。

今では何ひとつ
心配事がない


 ご本人たちがおっしゃるにはお住まいがある岐阜県は"田舎町"。都会流にドライな近所づきあいができない土地柄なのだそうです。
 湯治を始めた時も、「『とうじ』ってどんな字を書くの?」に始まり、「やり方を見せて」と団体でドヤドヤと覗きに来られ、果ては「湯治だなんて引きこもって、ただ甘やかしているだけじゃない」とも非難されたとか。
「『アトピーでもケロッとして遊んでいる子もいるよ。そんなに甘やかしてどうするの』って、わざわざ言いに来られるんですよ。相当ストレス溜まりましたね」(可奈子さん)
 そんなご近所も、今年に入りすっかりきれいになった美香子ちゃんを見て、「この子アトピーだったっけ」と忘れているのだそう。そんな変わり身に呆れるのではなく、これもきれいに治った証拠と嬉しく受け止める可奈子さん。湯治開始から2年半でアトピーは消退していたのです。
「何かにつけて心配事が絶えなかった私ですが、今は何も心配がありません。アトピー以外でも、病気になったら症状が出るのは当然。『なるものはなる』と寛容に受け止めてオロオロしないようにしたいですね。症状を薬で抑えつけないのを教訓に、しつけ面でも、『抑えつけない』。これを学んだように思います」(可奈子さん)
「アトピーって、もちろん我が家だけの悩みではない。オムバスで出会った他の会員さんのひたむきな姿から、アトピーなんかに負けてはダメだと教えられたこともあります。『湯治の声』のこのページを見る度に、やはり人生には前向きな姿勢が欠かせないと教えてもらいました」(裕次さん)


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