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![]() 顔はおでこにプツプツを残す程度に。首の下の赤い点は掻き跡。この頃から代謝が良くなり、便通が正常になる。 |
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頭の湿疹は 気にしていなかったのに 尚人くんは生後1カ月で、顔に乳児湿疹をプツプツと起こします。母乳で尚人くんを育てていたお母さん・明美さんは、自分の食べるものによって、湿疹が出たり退いたりすることに、一抹の不安を感じていました。 「私がケーキを食べたとき、湿疹がきつく出たので心配になりました」 ちょうど年末。病院もそろそろ閉まる時期とあって、このままひどくなった場合を恐れ、一度診てもらおうと、病院へ、『アトピーじゃなきゃいいなぁ』の気持ちを携えて出かけました。 顔の湿疹にはロコイド(糖質副腎皮質ホルモン、酪酸ヒドロコルチゾン:強い血管収縮作用を持つ)、頭に少し出ていた脂漏性湿疹用にとリンデロンVGローション(吉草酸ベタメタゾンと硫酸ゲンタマイシンの合成ステロイド:局所抗炎症作用と抗菌作用を持つ)が処方されます。頭の湿疹に関しては、赤ちゃんになら当然と、何の心配もしていなかった明美さんですが、ローション状になったものがステロイドだとはまさか思わず、その後2週間、せっせと塗ることになったのです。 「ステロイドは怖いと知っていましたので、顔用に出された薬については先生に聞いてみました。『ステロイドは入っていますが、これ塗らなきゃ治らないよ』とのこと。やっぱり怖くて、顔には塗れませんでした」 なぜあのとき、頭用のローションについても、その成分を聞き出さなかったのか、明美さんは後に猛烈な後悔に包まれることになります。“ついでに”の感覚で出されたローションを、気にはしていなかったのに、やはり“ついで”に頭に塗った――、それが、一番避けたかったステロイドだったなんて。 きれいになった尚人くんの頭。しかし、薬をやめると、顔の湿疹がさらに広がり、汁がふき出してきました。「なんでー!!」。友人から『大増補アトピー性皮膚炎の治し方がわかる本』(かんき出版/小川秀夫著)を借りて読んでみた明美さんは、初めてリンデロンVGローションの正体を知ることになります。『これがステロイドだったなんて……』、言葉にならないショックでした。 |