炎症もかゆみも薄れとても楽に。0日の頃はハッキリあった膝裏の炎症はすっかり消えている。肌の質も全体的に柔らかくなっている。

誰にも頼らず
一人で無理をしては
体調を崩す繰り返し


炎症がきつくぶり返し、結局復帰4ヵ月で退職。その後は湯治だけに専念し、ガンガンお風呂に入る毎日でした。しかし、「いつもお風呂場を占領している。洗面所を使う時間も長い。仕事をしていないのなら家の手伝いを」と、お母さんからは文句の嵐。自宅が平和の場ではない洋子さんにとって、気が休まるスペースはなかったようです。
「家庭内離婚状態になって、夜は母親が私の部屋に寝に来るようになっていたんです。かゆくて寝られない、延々文句を言われて寝られない。それまでも夜中に両親が喧嘩する声で寝られなかったし」。逃げ場がありません。

そんな中、平成6年12月、お母さんの勧めで渋々「和裁」を習いに行くことになった洋子さん。
「行ってみるとこれが結構楽しく、母のことをよく知っている先生でしたので、話も聞いてもらえ、居心地のいい場所を見つけたうれしさがありました」。気持ちが安定したのでしょう。和裁通いを続けていくと状態も良くなり、それは自覚もできた点。そのまま楽しいだけならよかったのですが、
「気持ちに余裕ができると、仕事はどうしよう。この先私はどうしたらいいんやろう。結婚はできるんかなって、いろんな面で焦りだしてしまったんです。ちょっと良くなっても明るくなれない気分でした」

和裁を身に付けていくものの、それを仕事にする難しさも分かっています。1年後、洋子さんはこの習い事を続けながら、できそうなアルバイトを探し出しました。

平成8年初旬、アルバイト開始。この1年間、炎症もかゆみも薄れ、いい状態にあったため、これまで通り黙々と湯治をこなしていけば和裁とアルバイトをしながらもアトピーは治せると思い込んでいたのだそうです。

久々に接する社会は新鮮で、疲れを感じても無視して、社会人としての責任を全うしようと、完璧主義が災いしてまた無理を始めます。多少症状が出たのなら、湯治をいつも以上に頑張ればいいのだと、勝手な解釈で行動し、寝不足、過労、体力低下……、アルバイトを1年も続けないうちにドンッときついアトピーに逆戻りです。


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