取材当日。つるつるほっぺ、きめも細かい肌美人の洋子さん。スキンケアはオリーブオイルだけとのこと。

自分を変えなければ
アトピーは治らなかった


乳幼児からのアトピーで、物心ついた頃には両親の不和を知り、薬に15年頼って、外でも家でも自分の思いを隠してきた長い時間。それまでの積み重ねを全部否定するように"考え方"を変えることは、簡単にできることではありません。洋子さんは、湯治を始めた平成5年12月から今日までの6年半を、失った時間とは決して捉えていません。修了証書を手にしたこの日、これを得るためにすべてが必要な時間だったと晴れやかな笑顔を見せてくださいました。
「初めての離脱の辛い状態は、薬のせいにできます。でもその後一進一退を繰り返すその一退のとき、何のせいにできるんでしょう。治っている人もいるけれど私はダメなんだとか、勝手に自分を不安に追い込むことってありますよね。でもそうじゃない。何がいけなかったのか、何が足りないのか、よく認識する、考えることが大事なんだと思います。いいときは何でいいのか、これも考えることが大事。これが分かるまでに、私にはかなり長い時間が必要だったようです」

今回の取材で洋子さんは、心の闇の部分=家庭不和の話も包み隠さず語ってくださいました。「成人のアトピーの場合、精神的に満たされていたら、そう苦労せず治せるはずなのに、『湯治の声』には、精神の葛藤とその克服の仕方に詳しく触れられていないことが不満だった」とおっしゃいます。「じゃあ、深く悩んでいる人は治せないの? 」と。なかなかオープンにしてくださる方が少ない中で、一個人のケースとして発表することで、直接的に間接的に克服途中にある人のヒントになればとのお気持ちで話してくださったのです。「もちろん、私一人が不幸だったとは思っていないし、実はずい分と世話になり、心配をかけてしまった両親も今となっては掛け替えのない存在です。」

結婚されて、新生活が落ち着きだしたら、ご自身の体験をオムバスで語ってくださる予定。皆さんの心の琴線にもきっと触れる、前向きな勇気をいっぱい分けてくださることでしょう。

克服とご結婚、おめでとうございます。


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