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感染症の発疹が広がっている。関節部分と手足には依然として強い炎症。掻き壊して血が出ている部分もある。病院で出された化膿止めを少し使った |
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ステロイド否定派の 皮膚科に巡り合えた 愛美ちゃんがアトピー性皮膚炎と診断されたのは、その皮膚科でのこと。通院を始めると同時にステロイドをやめ、非ステロイドの薬をあれこれ試しながらの治療が始まりました。 「やっとステロイドを使わない医者に巡り会えたと思って、ここに通っていれば治ると信じて通院したんですけど、全然効果が出てこないんです。逆にどんどん悪くなっていく感じで、夜中に泣き叫ぶようになって」(浩信さん) 亜鉛化軟膏、硫黄クリーム、抗生物質、内服薬……。ステロイド以外の薬を次々と試しながら、同時に食生活の指導がなされます。 「食用油は菜種油がいいとか、チョコレートは絶対ダメとか、いろいろ言われてました。毎回ポリタンク2個に井戸水をもらってきて、それで手を洗うようにしたり、結構うるさかったんですけどね」(紀代美さん) そんな闘いの渦中、生後8カ月になる妹の祐奈(ゆうな)ちゃんの手足にも湿疹が。しかし、今度は断固としてステロイドを塗らない決心でした。 「結構かゆがってたんですけど、何もしなかったら、出始めてちょうど1カ月ぐらいで退いたんですよ。祐奈にはそれっきり何にも出てこないです」(紀代美さん) 眠れない夜が続いて みんなダウン寸前 祐奈ちゃんの湿疹が消えてからも、愛美ちゃんの闘いは続いていました。背中や手足は強い炎症でジュクジュクになり、夜中のかゆがりかたは尋常ではありません。 「絶叫というか、気が狂ったんじゃないかと思うぐらいの泣き方。ずっとさすってないと寝ないから、親も寝不足でもう限界でした」(浩信さん) 紀代美さんは睡眠不足でダウン寸前、浩信さんもこのままでは仕事に差し障るため、近くにある紀代美さんの実家に家族ごと身を寄せることにしました。同時に、5カ月間通った皮膚科に見切りをつけ、自己流の湯治を始めたのです。 参考にしたのは『医者が教えないアトピー性皮膚炎の治し方』(小川秀夫著/かんき出版)。新聞広告で見つけ、近くの書店に取り寄せてもらったのです。1日2回、水道水のお風呂で体を温め、食生活や睡眠の確保など、本を参考に生活改善を試みます。 「1カ月ぐらいやって少し良くなる感じもありましたけど、まだまだかゆがってて、かわいそうで。温泉の方が早く治るのであれば、ちょっとでも早く治してあげようと思って相談に行くことにしたんです」(紀代美さん) おじいちゃんもおばあちゃんも、「早く治してあげて」と、費用面で応援してくれることに。早速オムバスへ相談に行き、98年2月26日から、自宅に戻って愛美ちゃんの温泉湯治がスタートしました。 |