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![]() 沖縄旅行から帰って。ニキビ様湿疹の跡が胸辺りに残る。背中には色素沈着が見られる。膝裏は皮膚が突っ張ったようになり、少々歩きにくい感覚があった。 |
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具体的な目標・夢を 次々に実現 湯船に浸かり、さまざまな「治ったらやりたいこと」を思い浮かべるのを日課にしていたという薄雲さん。それは、漠然とした妄想ではなく、実現可能な目標の数々でした。 必ずラグビーをもう1回始めよう。そして試合に出よう。仕事に復帰しよう。暖かい所に旅に出よう。彼女と結婚しよう……。まず実現させたのは旅行でした。平成9年6月、湯治開始から半年強で石垣島と日本最南端の島・波照間島へ5泊6日の旅に出たのです。 「かゆみもなく、体に自信も持てていたので出発したのですが、宿泊施設はシャワーのみで湯船がないので、もしものことを考えて、温泉水を持てるだけ持っていきました。重たい。重たい(笑い)」。幸い、かゆみも炎症も出ることはありませんでした。楽しく過ごせたことが、体への大きな自信につながり、旅行から帰って1週間後には非常勤として福祉施設で働き始めています。 もう、アトピーを意識する割合が、生活の中からどんどん減っていくばかり。無理や無茶はしないように心がけながら、リハビリに夢中の状態だったのです。 「それでも、毎月1回のカウンセラーとの面談は欠かすことはありませんでした。まだ完全ではないことは分かっていたし、治したい気持ちにストップをかけてしまわないために、オムバスと切れない関係でいたかったんです」 薄雲さんのアトピーの原点だった膝裏のかさつきが、この頃はまだしつこく残っていました。他は、色素沈着が見られる程度になっていた時期です。 平成9年10月末、地域のクラブチームに入部し、ラガーとして復活。目標を夢に終わらせず邁進する力強さは、肌への自信からくるもの。何もかもが不安で心配だった時期からの脱却も果 たせていたのでしょう。 |